一歩先行く iメールマガジン◎バックナンバー
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一歩先行く i メールマガジン >>> 2008年3月17日 No.36
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┏ AS/400 20年史ノート (3) IBM PowerVM Editionの意味
┏ 今週の事例 >>> コニカミノルタ テクノプロダクト株式会社
WMS「リアル物流システム」を導入し“作業ミスを大幅に削減!”
┏ 今週の注目>>> DB2/400のデータを有効に活用を!!!
┏ インタビュー >>> 金澤廣志 株式会社アイエステクノポート 代表取締役 [前編]
┏ 数字のコラム:1999
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┏ AS/400 20年史ノート (3) IBM PowerVM Editionの意味
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前回は、AS/400が日本において1日早く発表されたことに着目し、その先行発
表に、日本IBMの中・小型分野における「背水の陣」の状況と「不退転の決意」が
込められていると記しました。そして、それこそが、その後の「猛突進」と言える
代理店施策やアプリケーション強化策の理由だろうというのが筆者の見方です。
そのことを、もう少し考えてみるには、AS/400の生い立ちや発表前後の日本IB
M/IBMの施策を詳しく見る必要がありますが、今回は目先を変えて、そこから
20年後の現在へ飛び、「AS/400」の今を見てみることにします。
日本IBMは2008年1月30日、i5/OSの最新バージョン「V6R1」を発表しました。
出荷開始は今週の金曜日、3月21日となっています。このV6R1のハイライトは、
何と言っても、UNIXサーバー「System p」とブレードサーバー「BladeCenter」(モ
デルは「JS22」)上でも稼働するという点でしょう。OS/400の流れをくむOSが、
System iという“専用ハードウェア”を離れて稼働するのはV6R1が初めてだからです。
しかし、AS/400の特徴は、次のような点にあったはずです。
すなわち、一般的なマシンではソフトウェア(ソースコード)をコンパイルすると
プロセッサで実行するためのバイナリコードが生成されますが、Aというタイプの
プロセッサにはA’タイプのバイナリコードが、BというタイプのプロセッサにはB’
タイプのバイナリコードが生成され、A’とB’の間には互換性がないのが通例で
す。
これに対してAS/400では、ソフトウェアをコンパイルすると中間コード(MIコー
ド)が生成され、その中間コードは「SLIC」(スリック)と呼ばれるトランスレータ
によって解釈されてバイナリコード化される仕組みです。これによって、AS/400
ではプロセッサやその他のハードウェア資源が変更になっても、その違いを吸収
するコードがSLICに書き込まれるため、既存のソフトウェアを修正や変更せずに
実行できたのです。
このことは、AS/400が当初から「仮想マシン」であることを示しています。そして、
この基本アーキテクチャは20年間変わらずに継承され、現在のSystem iに至り
ます。
では、V6R1がSystem pやブレードサーバーで稼働する時、システムを仮想マ
シン化する、System iの最大の特徴である仕組みはどうなるのでしょうか。
実はこれに相当する仕組みこそ、POWER6(プロセッサ)向けに提供される
「IBM PowerVM Edition」にほかなりません。IBM PowerVM Editionは、以前は
「Advanced POWER Virtualization」という名称でSystem p向けに提供されてきた
仮想化製品ですが、V6R1のリリースに合わせてV6R1にも対応可能なように
拡張されています(もちろん、従前からのAIXやLinux対応の機能も備えています)。
そして、System i向けのIBM PowerVM Editionが登場したことは、System iの
“心臓部”といってよい仮想化機能がモジュール化され、コンポーネント化された
ことを意味しています。このことは、POWER6以外のプロセッサや異機種のハード
ウェア上でi5/OSが稼働する道を拓くものとも見ることができます。また、AS/400
の20年の歩みの中のどこかで始まったモジュール化/コンポーネント化の動きが
最終局面に到達した(心臓部ですから)、とも言うことができるかと思います。
その意味でIBM PowerVM Editionは、AS/400の歴史に新しいマークを刻み
付ける製品ですが、このIBM PowerVM Editionについては、次回に詳しく見る
ことにします。[以下、次号に続く]
◇過去のコラム
・AS/400 20年史ノート (1) 1988年6月20日。異例づくしの製品発表(3月3日号)
・AS/400 20年史ノート (2) AS/400発表前後の汎用機と小型機の事情(3月10日号)
[一歩先行く iメールマガジン No.36 2008.3.17]
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┏ 今週の事例 >>> コニカミノルタ テクノプロダクト株式会社
WMS「リアル物流システム」を導入し“作業ミスを大幅に削減!”
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コニカミノルタ テクノプロダクト株式会社様は、リアル物流システムを使用
した生産管理システムを導入されています。作業ミスを大幅に削減するなどの
効果を上げておられます。
画像に関するイメージング分野で独創的な製品を開発・生産しているコニカミノ
ルタテクノプロダクト株式会社は、ウェルキャットのWMS物流トータルパッケージ
「リアル物流システム」を導入し、省コストで高効率の物流システムを運用中です。
同社の強みは、材料技術や光学技術、ナノ加工技術、画像処理技術などの最
先端の成果を融合して特徴のある高品質の製品を開発する点で、特に、医療用
画像処理装置は世界初の製品として、国内はもとより海外からも高い評価を得
ています。このほか印刷用の画像処理装置でも、優れた機能を備えた製品とし
て、つとに知られています。
同社では従来、生産管理を独自開発のシステムで行ってきました。しかし、生
産リードタイムの短縮やコスト削減に対する要請が高まる中で、対応し切れない
部分が生じてきたため全面的に見直すこととなり、これに合わせて、倉庫管理シ
ステムの改築にも着手しました。その結果、採用したのがウェルキャットのWM
S物流トータルパッケージ「リアル物流システム」です。
従来の倉庫管理システムの問題点も、独自開発に起因するものでした。すな
わち、新しい業務内容に対応するためには、その都度サブシステムを追加開発
する必要があり、その工数も軽視し得ないものでしたが、特に問題となったのが、
不要となったサブシステムを簡単に削除することができず、不要な作業を続けな
ければならなかった点です。効率化とはまったく逆の現象が生じていました。
また、従来の倉庫管理システムで使用していたハンディターミナルが、データを
メモリに蓄積するタイプであったため、その転送や吸い上げに少なくない手間が
かかっていたことも改善の対象となっていました。
ウェルキャットのWMS物流トータルパッケージ「リアル物流システム」を採用し
た最大の理由が、無線タイプのハンディターミナルで、データのやり取りの負荷
が劇的に改善されることで、もう1つの決定的な要因が、システム導入にかかる
コストの「適正さ」でした。
コニカミノルタテクノプロダクト様では、今回の物流システムの導入に際してベ
ンダー3社のシステムを比較検討しましたが、「リアル物流システム」の価格が
「最もリーズナブル」と評価しています。
新規に導入したシステムは、生産管理をSystem i上の「iSeries Site生産管理」
で行い、これと連動して「リアル物流システム」が配置されています。
「リアル物流システム」は生産のための部材倉庫とサプライ品の出荷用倉庫の
2カ所に導入されました。部材倉庫では、入荷検品、検査、入庫、出庫指示など
の作業工程で無線ハンディターミナル「XIT-100-B」が使われ、吸い上げたデー
タはアクセスポイントを通してダイレクトにSystem iに取り込まれるようになってい
ます。出荷用倉庫では同様に、入荷検品、入庫、ピッキング、国内用・海外用の
各梱包検品などに「XIT-100-B」が使用されています。
導入効果としては、無線ハンディターミナルでの作業によって作業内容が簡単
にかつ明確になるため作業ミスが激減することになり、その結果、かつては1日
に20〜30件ほどあったクレーム等の現場作業者からの問い合わせがほとんど
なくなりました。
また、従来のシステムでは作業分担に苦労していましたが、「リアル物流システ
ム」では容易に作業の分割が可能となるため、作業者の人数や作業量の変動
にも柔軟に対応できるようになりました。さらに、多くの労力と時間を必要として
いた棚卸作業も、無線ハンディにより効率的に行なえるようになったと評価され
ています。
■COMPANY PROFILE >>> コニカミノルタテクノプロダクト株式会社
・設立:1959年
・本社:埼玉県狭山市
・資本金:3億5000万円
・売上高:50億(2006年3月期)
・業務内容:感材機器、医療機器の製造・販売。ライスミニ(業務用自動洗米機)
の製造・販売。各種金型製作
http://konicaminolta.jp/about/corporate/group/btp/index.html
◇ウェルキャットの製品紹介ページ
http://www.welcat.co.jp/case/
[一歩先行く iメールマガジン No.36 2008.3.17]
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┏ 今週の注目>>>DB2/400のデータを有効に活用を!!!
各種データベース間のレプリケーションを可能にするDBMoto(デービーモト)
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System iユーザー様の社内ではSystem iのみを利用されていますか?
ほとんどのユーザ様はSystem i以外のシステムをご利用されいると思います。
また、それぞれのシステムでそれぞれのデータベースをお使いになっているい
るのではないでしょうか?
Windows上ではSQLServerでしょうか? Oracleでしょうか?
Linux上でMySQLをお使いでしょうか? PostgreSQLでしょうか?
メインフレーム上でDB2 UDBをご利用でしょうか?
System iのDB2/400データとその以外のデータベースのデータはうまく相互利用
されていますか?
相互利用するためにそれぞれのシステムにFTPするような手作業で行ってはい
ませんか?
そのために多くに時間と手間が掛かってはいませんか?
DBMotoは異なったデータベース間のリアルタイム・レプリケーション(複製)・
ソフトウェアです。
◎DB2/400、IBM DB2 UDB(Windows, AIX, Linux, HP/UX)、MS Access、SQLServer、
Oracle、MySQL、Postgre SQL、Informix、Sybaseなど幅広いデータベース
をサポートします。
◎データ・レプリケーション・モードは:
大容量データのレプリケーションができる「リフレッシュモード」、
リアルタイムで差分データのレプリケーションを行う「ミラーリングモード」、
リアルタイムで双方向のレプリケーションを行う「シンクロナイゼイション
モード」があります。
◎ユーザ・フレンドリなウィザードとスケジューラ:
ウィザードを使ってソースDBとターゲットDB接続、レプリケーションの生成を
することができます。また、レプリケーションの開始と終了のスケジュールの設定
も可能です。
◎複雑なレプリケーションはVBスプリプトを記述することで対応が可能です。
■ 製品概要はこちらをご覧下さい。
>>> http://www.climb.co.jp/soft/dbmoto/index.html
■ 評価版のお申し込みサイト:
>>> http://www.hitsw.com/localized/japan/register_dbmoto.html
30日間評価が可能で、技術的なご質問にもお答えします。
テクニカル・ブログ・サイト:
>>> http://blog.goo.ne.jp/hitsw/c/1b121d5d9d27d2412ad4b16b4cfb08e2
■ 地方のユーザ様にはWebを活用したリアルタイムでのオンラインデモを行っ
ております。詳しくはこちらをご覧下さい。
>>> http://www.climb.co.jp/soft/webdemo/index.html
[一歩先行く iメールマガジン No.36 2008.3.17]
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┃イ┃ン┃タ┃ビ┃ュ┃ー┃>>>
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金澤廣志 株式会社アイエステクノポート 代表取締役 [前編]
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SD/Managerシリーズ:その好調の理由
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ソフトウェア資産管理/プロジェクト管理ツール「SD/Managerシリーズ」が
好調です。今週は、そのSD/Managerシリーズを開発・販売するアイエステクノ
ポートの金澤廣志 代表取締役に、業績好調の理由をお聞きしました。
―― 業績が非常に好調とお聞きしています。
金澤 弊社の主力製品である帳票運用管理の「UT/400ファミリ」やアプリケー
ション開発保守支援の「SS/TOOL-?」などいずれも順調ですが、中でもソフト
ウェア資産管理/プロジェクト管理ツールの「SD/Managerシリーズ」が好調です
ね。
―― 理由は何ですか?
金澤 やはりJ-SOX法、内部統制への対応を、企業が強く要請されているという
ことだろうと思います。IT統制の面で、アプリケーションの修正履歴をきちんと残
すとか、プログラムの本番移行を権限のある者だけが行えるようにするといった
対応が必要になり、そうしたことを自動化して効率化したり、スムーズに行える
ツールが求められているということですね。
―― しかし、SD/Managerシリーズは、元々は「J-SOX法対応ツール」ということ
ではないですね。
金澤 はい。元々は、システム監査用に開発したもので、J-SOX法の影も形もな
かった10年以上前にリリースしています。最初は、外資系企業のシステム監査
向けに製品化したもので、米国のシステム管理基準(COBIT)に合致するように
作りました。
―― それが、J-SOX法対応へ進化したというわけですか?
金澤 というよりも、2000年代初めに米国で大手企業の会計不祥事が発生してS
OX法が成立しましたが(2002年)、そのSOX法が下敷きにしたのが米国のシス
テム管理基準です。そして、その米国SOX法を下敷きにしたのがJ-SOX法という
わけです。
―― SD/Managerシリーズにとっては図らずも、開発当初の狙いとは別の理由
で求められる環境が出現したというわけですね。
金澤 そういうわけです。と同時に、SD/Managerシリーズはこの十数年間に100
ライセンス以上を販売し、現在のソフトウェア開発や資産管理の統制に求められ
る部分にきめ細かく対応してきましたので、製品として成熟していた、枯れた製
品になっていたということも、幅広く導入される要因になっていると思います。
―― 機能面と使い勝手の面で、ユーザーのニーズに応え得る製品に成長して
いたというわけですね。
金澤 そうです。
―― それも、自社開発製品だったからきめ細かい対応が可能だったということ
かと思いますが、これについては次回、うかがうことにします。
>>> アイエステクノポート
http://www.istechnoport.co.jp/
[一歩先行く iメールマガジン No.36 2008.3.17]
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数字のコラム >>>>>> 1999 <<<<<< 初のネットワーク対応ラインプリンタ
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当時、TCP/IPやLANは普及していたのですが、その波に取り残されているも
のがお客さまのオフィスの中にありました。伝票発行用のライプリンターです。
AS/400のユーザーであれば、Twinaxが当たり前。IP化したい場合は、パラレ
ルポートにメーカー指定品ではない外付けのプリントサーバを付けてみるくらいしか
方法がありませんでした。
そんな環境で開発されたのが、メモレックス2228LTプリンター(後に2300プリン
ターとして普及します)。プリンター本体のインターフェイス基盤の中に、従来通り
のTwinaxポートに加えて、10Base-Tのケーブルを直接繋げるポートを追加し、更
にTN3270E、TN5250Eといった環境もサポートするというかつてない製品で、お客様
からも大変大きなご支持を頂きました。
これがたったの8年前だと思うと、意外と最近であることに驚きませんか。今で
は当たり前になってしまったことですが、初めてのTCP/IPの世界に飛び込んだ
ことで蓄積されたノウハウは今でも弊社製品の開発陣の中に息づいています。
>>> マルチプロトコルラインプリンターをもっと知っていただくためのページ
http://as.memorex.co.jp/product/printer.html
[一歩先行く iメールマガジン No.36 2008.3.17]
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◎企画/発行:一歩先行くi5活用協議会
「一歩先行くi5活用協議会」は、すべてのIBM AS/400、iSeries、i5、System iユー
ザーが必要とする情報をタイムリーに提供する目的で設立された団体です。
「一歩先行くi5活用協議会」メンバー(2008年3月現在)
・株式会社アイエステクノポート
・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
・株式会社ウェルキャット
・兼松エレクトロニクス株式会社
・株式会社クライム
・マキシマム・アベイラビリティー日本支社
・株式会社ミガロ
◎編集協力:アイマガジン株式会社 i Magazine編集部
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◎「一歩先行く iメールマガジン」に掲載された記事は、
いかなる形式であれ許可なく転載することは禁じられています。
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