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一歩先行く i メールマガジン >>> 2008年11月26日 No.68
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┏ 今週の事例 >>> 株式会社ロゴスコーポレーション
運用部間にサプライズをもたらしたDelphi/400
┏ 今週の解説 >>> IBM iからSQL Serverへのデータ移行アプローチ[後編]
DBMotoの特徴と詳細機能
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┏ 今週の事例 >>> 株式会社ロゴスコーポレーション
運用部間にサプライズをもたらしたDelphi/400
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大阪に本社を置く株式会社ロゴスコーポレーションは、スポーツ用品、アウトド
ア用品(キャンプ用品、登山用品、海水浴用品)の製造販売を行っている会社で
す。最近のヒット商品である「エコココロゴス・シリーズ」は、不要物のヤシガラを
原料として有効利用した環境燃料であり、森林を伐採しない、カーボンオフセット
組み込み商品として発売するなど環境保護活動を行っています。
同社では以前より運用部門から、基幹システムのIBM iに対してかなりの情報
処理拡張要求があり、またシステム部門では、グリーン画面での処理環境に限
界を感じていました。
単純にグリーン画面をブラウザするだけでは、運用部門の情報処理拡張要求
を満たすことができません。そこで、IBM iのデータベースとビジネスロジックのRP
Gプログラムを継承しながら、自由度の高いインターフェースと情報処理を最適
化できる開発環境を構築することにしました。その結果、IBM iとの親和性(IBM i
専用コンポーネントが豊富)などが高く評価され、Delphi/400が採用されました。
Delphi/400の導入にあたって同社のシステム担当者は、まず、関連書籍でDelp
hi/400の基礎的な文法をマスターし、具体的な利用方法はインターネット上にあ
るサンプルを利用したり、また不明点は、Delphi/400の販売元であるミガロのテ
クニカルサポートを活用して、開発を行っています。
最初に手がけたシステムは、お客様向けの商品提案書の自動化でした。具体
的には、営業課員がおのおお手作りしていた得意先向けの提案書を、品番のみ
の入力で画像やスペックなどの製品情報を自動的に作成し、Excelに出力するも
のです(保存したExcelデータは、再度Delphi/400に読み込み編集も可能です)。
これまでの提案書は、営業マンそれぞれの商品提案に微妙な違いがあったり、
提案資料に使用している画像も個々に管理し保存場所が統一化されていなかっ
たため、商品提案書の作成に多大な工数が必要でした。今回のシステム化によ
り商品のセールスポイントや画像データが一元管理され、商品提案書の統一
フォーマット化と作成を自動化することが実現できました。そして、営業本来の業
務に集中できるようになりました。
次に、売上予算実績照会を作成しました。これは、売上の予算/実績を、営業
所別、担当者別、得意先別、商品別に構成し、1画面にグラフや表で、大分類の
営業所別から商品別にドリルダウンしながら照会できるようにしたシステムです。
1画面で表示できるようにした結果、問題分析を的確に行えるようになり、予算等
の修正も迅速に行えるようになりました。
続けて、商品情報照会を作成しました。これは、商品コードの一覧から任意に
商品を選択することにより、その商品の品番マスター情報、画像、倉庫別の在庫
情報、発注残(国内、海外)、受注残、地域別の予算と実績などを表示でき、さら
に倉庫コードを選択することにより、その倉庫の受払情報(時系列入出荷情報)
といった多様な情報を1画面で表示することが可能です。
グリーン画面でこれだけの情報を得るには、少なくないメニューの切り替えが
必要ですが、Delphi/400による新システムでは1画面で済むようになりました。
これにより、受注受付の窓口担当者は、画面を何回も切り替えることなく、お客
様に即座に応答することが可能になり、受注受付後の修正等も少なくなりました。
商品デリバリー部門でも、商品在庫の適正な配置が可能になり、不要な商品の
倉庫間移動に伴う運賃や工数が削減されました。
今後も、現行のグリーン画面を単にオープン系画面に切り替えるだけでなく、
業務に最適なユーザー・インターフェースを備え、スピーディな業務判断が可能と
なるアプリケーションの構築や、Webサービスをアプリケーションに組み込み、従
来とはまったく違った情報処理環境の構築も計画されています。最終的には、単
独のアプリケーション開発から、サブシステム単位での照会系やエントリー系を
組み合わせたDelphiシステムの構築や、Delphi/400を使用したWeb化への着手
も検討しています。
■COMPANYPROFILE >>> 株式会社ロゴスコーポレーション
・創業:1928年(昭和3年)
・設立:1953年(昭和28年)
・本社:大阪市住之江区
・資本金:4億3398万円
・事業内容:スポーツ用品製造および販売
http://www.logos-co.com/
[一歩先行く iメールマガジン No.68 2008.11.26]
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┏ 今週の解説 >>>IBM iからSQL Serverへのデータ移行アプローチ[後編]
DBMotoの特徴と詳細機能
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先週に引き続き、IBM i上のDB2と別システム上のSQL Serverを連携させる際
に強力なソリューションとなる「DBMoto」について解説します。DBmotoは、DB2と
SQL Server以外にも、さまざまなタイプのデータベースを連携させることができる
“データベース・レプリケーション”ツールですが、IBM i環境においてSQL Server
の導入が進む昨今、DBmotoによるDB2とSQL Serverの連携に注目が集まって
います。
◎主な特徴
・スナップショット・レプリケーション(リフレッシュ)
選択されたレコードをすべて走査し、複製する
・リアルタイムのインクリメンタル・レプリケーション(ミラーリング)
DB2ジャーナルおよびSQL Serverトランザクション・ログに基づく
・シンクロナイゼーション
各システムがソースとターゲットの両方になるリアルタイムのインクリメンタル・
レプリケーション
・使いやすさ
レプリケーション・プロセス全体の設定にウィザードを使用、レプリケーションの
スケジューリング、実行および監視にはEnterprise Managerグラフィカル・ユー
ザー・インターフェースを使用
・アクセスしやすさ
DBMotoはWindows上で実行され、Enterprise Managerはリモート・システムから
実行できるため、レプリケーションの設定と管理が容易
・IBM i とは独立
IBMサーバー上でのプログラミングが不要、DB2内にプロプライエタリ・ネーミン
グおよび予約フィールドが不要
・カスタマイズ可能
Microsoft’s VB.NET技術と、 DBMotoによって生成されるレプリケーション・イ
ベントを使用することによって、レプリケーション・プロセスをカスタマイズするス
クリプトを作成可能
・柔軟性
DB2とSQL Server間だけでなく、すべての大規模なデータベース間のレプリ
ケーションにもDBMotoを使用可能。
◇レプリケーションのためのデータの選択
・ユーザーの定義に従ってテーブル全体、またはテーブルの一部に対してレプリ
ケーション(スナップショットまたはインクリメンタル)を適応可能。レプリケーショ
ンごとに、Replicationウィザードでデータを選択(複製する列のマッピング)
・式を使用してデータをフィルタリング
・レプリケーション中にデータのフィルタリングまたは修正を行うスクリプトを作成
列のマッピング例
・「コード」と「説明」の列のみ
・「社会保障番号」、「電話番号」、「ファックス番号」の列のみ
・「コード」、「パスワード」、「電子メール」の列のみ
フィルタ基準の例
・小売り製品のみ
・オンラインサービスにアクセスした顧客のみ
・ヨーロッパの代理店のみ
◇スナップショット・レプリケーション
スナップショット・レプリケーションは、ソース・テーブルから(マッピングとフィ
ルタリングで指定された)すべてのデータを読み取り、ターゲット・テーブルに転送
します。スナップショット・レプリケーションは、メニューから直接開始するか、ま
たはユーザーが指定するインターバルでスケジューリングすることができます。
一般に、スナップショット・レプリケーションは、レプリケーション・プロセスの最
初の段階で1回だけ実行され、その後は、インクリメンタル・レプリケーションが実
行されます。
◇インクリメンタル・レプリケーション
変更があったレコードだけを複製可能。リアルタイムのインクリメンタル・レプリ
ケーションは、DB2ジャーナルとSQL Serverトランザクションを調べて、最後のレ
プリケーション以降にデータベースの変更があったかどうかを確認した後、変更
だけをターゲット・データベースに複製します。通常、ログは1分ごとに読み取られ
ますが、ユーザーはこの間隔を調整することができます。
・リアルタイムのレプリケーション
・IBMサーバーおよびSQL Serverを実行するサーバーの作業負荷が最小限
◎Microsoft VB .NET環境
DBMotoは、スクリプト作成環境を提供する唯一のリアルタイム・レプリケーショ
ン・ツールです。DBMotoには、VB .NET環境が組み込まれており、これを使用す
ることによって、ユーザーは、関数、プロシージャおよび変数を定義することがで
きます。VB .NET関数は、次の2つの方法で使用することができます。
− マッピング・ルール
− レプリケーション・イベント
レコードに対するINSERT、UPDATEまたはDELETE操作の後、DBMotoは、VB .
NETイベントを生成します。このイベントは、VB .NETコードによって管理できます。
DBMotoには、いくつかの組み込み関数が用意されていますが、ユーザーは、
必要に応じて、企業データを管理するためのカスタム関数を定義することができ
ます。DBMotoは、ストアード・プロシージャの開発、またはプロプライエタリ構文
の適合を必要としません。
◇ジャーナルとログ
DB2ジャーナルおよびトランザクション・ログは、DB2およびSQL Serverデータ
ベース内で発生した変更をインターセプトするためのネイティブ・ツールを提供し
ます。
各INSERT、UPDATEおよびDELETE操作は、ジャーナルまたはログに記録され
ます。DBMotoは、ジャーナル、ログおよびレシーバの変更を自動的に管理しま
す。
◇パフォーマンス
しばしば、ジャーナルを使用すると、システムのパフォーマンスに影響があるの
ではないかと考えられます。これは、初期バージョンのAS/400については当ては
まりますが、DB2 for i5/OSバージョンは、ログを無効にできないSQL Server、ま
たはその他のデータベースと同様、トランザクションを効果的に管理します。
Commit and Rollbackコミットとロールバックジャーナルおよびログの使用は、ト
ランザクション・セキュリティを提供します。最新世代のIBM i プログラムは、Begi
n Transaction、Commit、RollbackおよびEnd Transactionなどの一般的なコマンド
を使用してトランザクションをサポートします。DBMotoは、トランザクション管理を
完全にサポートし、ターゲット・データベースは、トランザクションの最終ステータ
スに関わらず、常に、ソース・データの忠実なコピーを意味します。
◇DBMotoの使いやすさ
レプリケーションの直観的な設定が可能です。実際の設定ウィザードで説明し
ます。
[1]レプリケーションのメタデータを設定します。
[2]ソース・データベースに対する接続を設定します。
[3]ターゲット・データベースに対する接続を設定します。
[4]必要に応じて、ターゲットのテーブルを作成します。
[5]レプリケーションを設定します。
・レプリケーションの開始時期を決定します。
・レプリケーションの詳細(テーブル、フィールドおよび転換ファンクション)を設定します。
・レプリケーションに関連づけられるスクリプトを定義します。
・レプリケーションを実行します。
◇結論
DBMotoを使用してIBM iとSQL Server等のデータベース間とレプリケーションを
非常に簡単に構築が可能になります。これによりIBM iのデータをリアルタイムに
他のシステムにリプリケーションし、新たな活用が可能になります。さらに早期の
ビジネス決定と利益の出る経営を必要とする経営者にデータを提供できます。
◇DBmotoのページ
http://dbmoto.climb.co.jp/
◇クライム
http://www.climb.co.jp/
[一歩先行く iメールマガジン No.68 2008.11.26]
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M iユーザーが必要とする情報をタイムリーに提供する目的で設立された団体で
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「一歩先行くIBM i活用協議会」メンバー(2008年8月現在)
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◎編集協力:アイマガジン株式会社 i Magazine編集部
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