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2008年6月17日 No.47

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年6月17日 No.47

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┏ AS/400 20年史ノート (14) システム/38に始まる

┏ 今週の事例 >>> エス・アイ・シー株式会社
  汎用機からのダウンサイジングで運用コストダウン+効率化を実現

┏ インタビュー >>>緑川智子 株式会社ミガロ RAD事業部営業課課長 [後編]
  定評ある「手厚いサポート」。お客様との信頼関係があって、「技術力」が生きる
┏ 数字のコラム:1/365

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┏ AS/400 20年史ノート (14) システム/38に始まる
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 前回のAS/400 20周年セミナーでのソルティス氏の講演でもそうでしたが、ソル
ティス氏がAS/400を語るときはシステム/38がセットで、とりわけルーツに触れる
ときはシステム/38から始めるのが常であるようです。

 ソルティス氏の著書「Inside the AS/400」には、次のように書かれています。

 「1988年には、AS/400もシステム/38と呼んでもよかったのです。実体は、シス
テム/38に新機能を多数追加して再パッケージングしたものでしたから」。

 「名前の変更を選んだ理由は3つありました。1つはシステム/36のお客様の注
意を喚起したかったからで、システム/38の名前のままでは目を向けていただけ
なかったでしょう。2つ目は、新しい名前にするとマスコミに採り上げられることが
多くなるからです。(中略)最後は、IBMの経営陣の多くは、このシステムの中身
がシステム/38だと知らなかったからです」

 「彼ら(IBMの経営陣)は、私たちがたった26カ月(注:原文のまま。28カ月の誤
植か)でまったく新しいシステムを作ったと思っていました。Silverlakeプロジェク
トはロチェスターにとって驚異的な成功でしたが、今でも一部の人が信じてるよう
な、まっさらな状態から開始したわけではありませんでした。システム/38を他の
ハードウェアに入れて、新機能をたくさん追加したのです」

 おそらく、ソルティス氏の見方が、技術的に見て、AS/400の本質を突いている
のでしょう。ただし、そうであるとしても、「新システム/38(=AS/400)」が、旧
来のシステム/38では実現できなかった技術的達成を加えたのであれば、システ
ム/38にこだわらなくてもよい、とする見方もあるように思えます。

 実際、たとえばOSの規模で比較すると、AS/400(OS/400)はシステム/38の3.5
倍以上の700万行以上に膨らんでいます(システム/38は約200万行)。しかしな
がら、それでもなお、ソルティス氏は「AS/400はシステム/38の拡張版」と言い切
ります。そこに、ソルティス氏のコンピュータ・アーキテクトとしての面目を見るこ
とができるように思えます。と同時に、AS/400のアーキテクチャはシステム/38に
あり、そのシステム/38のアーキテクチャは私が開発したものという、技術者とし
ての強烈な自負を見ないわけにいきません。ソルティス氏は次のように書いてい
ます。

 「ひどく寒い1970年1月8日の木曜日、私は革命的な新しいコンピュータ・アーキ
テクチャのプロポーザルをロチェスター研究所の経営陣に提出しました。ハイレ
ベル・マシン・インターフェースがそのプロポーザルの基本部分でした。アドレッシ
ングの構造は、単一レベル記憶といい、私が博士論文にとりかかる前の年に進
化してきたものです」

 「新しいアーキテクチャの陰にある多くの考えは実に急進的でしたが、ロチェス
ター研究所の経営陣は、(中略)新しいシステムのための専門グループを結成す
ることを喜んで承諾してくれました。(中略)私の役目はこの新しいシステムの
アーキテクトになることでしたが、この役目を四半世紀以上も続けることになろう
とは、その当時私はまったく思いもしませんでした。(中略)1978年10月24日に私
たちは新しいシステムを発表し、それをシステム/38と名付けました」[以下、次
号]

◇過去のコラム
・AS/400 20年史ノート (1) 1988年6月20日。異例づくしの製品発表(3月3日号)
・AS/400 20年史ノート (2) AS/400発表前後の汎用機と小型機の事情(3月10日号)
・AS/400 20年史ノート (3) IBM PowerVM Editionの意味(3月17日号)
・AS/400 20年史ノート (4) POWERベースの仮想化の取り組み(3月24日号)
・AS/400 20年史ノート (5) OS/400 V3R1:1994年5月(4月1日号)
・AS/400 20年史ノート (6) Power Systemsへの名称変更:2008年4月(4月7日号)
・AS/400 20年史ノート (7) 日米の発表の違い(4月14日号)
・AS/400 20年史ノート (8) 1985年の苦境と「シルバーレイク・プロジェクト」(4月22日号)
・AS/400 20年史ノート (9) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(1)(5月13日号)
・AS/400 20年史ノート (10) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(2)(5月19日号)
・AS/400 20年史ノート (11) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(3)(5月26日号)
・AS/400 20年史ノート (12) シルバーレイク・プロジェクトとソルティス氏(6月3日号)
・AS/400 20年史ノート (13) AS/400 20周年セミナーでのソルティス氏講演(6月9日号)

[一歩先行く iメールマガジン No.47 2008.6.17]

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┏ 今週の事例 >>> エス・アイ・シー株式会社

  汎用機からのダウンサイジングで運用コストダウン+効率化を実現
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 日本電通グループの一員として総合情報サービス事業を展開するエス・アイ・
シー株式会社は、従来、汎用機をベースに業務システム開発や運用サービスを
提供してきました。

 しかしながら、汎用機ベースでは、ハードウェアのリース料や保守料、ソフトウェ
アの使用料、SE費用などが高額となるため、汎用機からミッドレンジ機へのダウ
ンサイジングが長期間、懸案の課題となっていました。過去の検討時においては、
移行自体に莫大な費用がかかることもさることながら、肝心のミッドレンジ機の
パフォーマンスが低いので見送ったという経緯もあったと言います。

 そして同社が、System i5へのダウンサイジングを決断したのは、System i5が
汎用機並みの性能を備え、価格的に大幅に低額で、「移行費用は高額になるも
ののランニングコストが劇的に下がる」と判断したからでした。

 ところで、エス・アイ・シーでは、汎用機によるアウトソーシングサービス時代か
ら、住友金属工業株式会社の海上・陸上輸送を担う住友金属物流株式会社の
すべての業務のシステム開発と運用を受託してきました。このサービスには、主
軸となる物流管理から料金関係、販売管理、一般会計、経費、業績管理までが
含まれ、住友金属物流の文字通りの屋台骨として同社の業務を支えてきました。

 それゆえ、汎用機からSystem i5への移行に際しても、システムの運用を停止
することは絶対に許されません。

 同社では従来、住友金属物流のシステム運用を、汎用機上の「OPC」と呼ぶ自
動運行ソフトウェアで行ってきましたが、System i5への移行に際しても、住友金
属物流のプログラムを変更することなく、同一の基本ルールで運用できることが
条件となっていました。

 そこで同社が採用したのが、ヴィンキュラム ジャパンの統合運用ソリューション
「AUTO/400」でした。この製品は、運用ノウハウをマスタ・スケジュールとして蓄
積することにより、日々の運用スケジュールを自動制御でき、毎日のカレンダー
情報を基にスケジュールを計画する運用業務やジョブを実行するオペレーター
作業を自動化することが可能です。

 AUTO/400を採用した理由として、同社では「事実上の業界標準と言えるツー
ルで、さらに純国産の製品であることから何かあった時にすぐに相談でき、トラブ
ル時の解析や解決も早いと考えました。また、従来利用してきたOPCに近い形
で運用できる点も採用の決め手になりました」と説明します。

 現在、住友金属物流のシステムでAUTO/400が処理するジョブ数は約500あり
ます。このうち、締切処理のバッチ処理には従来約9時間かかっていましたが、A
UTO/400の導入により2時間弱に短縮され、さらに、従来苦労していた突然のス
ケジュール変更にも柔軟に対処できるようになりました。

 同社では、AUTO/400を「オペレーターの業務が大きく省力化できました。さら
に、業務の内容を、従来の“操作”から“監視”へ変えつつあります」と評価します。
今後は、AUTO/400を軸に「システムの完全自動運用を目指す」としています。

■COMPANY PROFILE  >>> エス・アイ・シー株式会社
・設立:1989年
・本社:東京都
・資本金:1億円
・売上高:32億円(2007年3月期実績)
・従業員数:70名(2007年4月)
・業務内容:機器販売サービス、ソフト開発サービス、アウトソーシングサービス、
技術支援サービス、保守サービスなどの総合情報サービス事業。

◇「AUTO/400」の製品情報ページ
 http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/package/auto/index.html

[一歩先行く iメールマガジン No.47 2008.6.17]

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緑川智子 株式会社ミガロ RAD事業部営業課課長 [後編]
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定評ある「手厚いサポート」。お客様との信頼関係があって、「技術力」が生きる
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―― 前回、使い勝手のよいアプリケーションを開発するポイントは、ツールの
機能・性能に加えて、ツールを使いこなしていく技術ということをうかがいました。
具体的には、どのような取り組みを行っているのですか。
 
緑川 一言で言えば、手厚いサポート、ということに尽きると思います。まず、お
客様が何をなさりたいのか、徹底したヒアリングを行います。そして、ここが重要
だと考えているのですが、お客様の求めるアプリケーションの具体的な実現方法
まで踏み込んだ詳細な提案書をまとめます。そこで、「これならば出来そうだ」と
いう手応えをつかんでいただくようにしています。さらに、実際に一部のプログラ
ムをサンプルとして組んでしまうということもします。

―― 通りいっぺんの提案書はどこにもあるでしょうが、実施方法まで踏み込む
提案書はあまり聞きませんね。
 
緑川 確定していない案件にそこまでやる必要があるのか、という意見もあるか
もしれませんが、私たちはそれがお客様の求めるアプリケーションに近づく最良
の方法だと思っています。最近、こういう取り組みが増えてきました。お客様の求
めるアプリケーションが複雑になってきたということなのだろうと思います。

―― ミガロならではのサポートということですね。ミガロのサポートは定評があ
りますね。
 
緑川 ありがとうございます。既存のお客様からも、「ミガロがいいのは手厚いサ
ポートだよ」といった声をいただいたりします。

―― 社風が、サポートなどの面に出てくるということでしょうか。

緑川 社員である私が言うのもヘンですが、会社として生真面目なところがあり
ますね。お客様に対して曖昧な言い方をしたり、出来ないことを出来ないと言わ
ずにぼやかしたりすることは絶対にいけないという思いが会社全体にあると思い
ます。まあ、当たり前と言えば当たり前のことなんですが、そうした考えが徹底さ
れているという面はありますね。
 
―― 「お客様と一緒に成長していこう」という考え方が、そうした面に出てくると
いうことでしょうね。
 
緑川 今年度は「技術力」をテーマに、弊社の技術力やサポート力、設計・開発
力を、お客様やパートナー様、市場に対して訴えていますが、お客様やパート
ナー様との信頼関係があって初めて「技術力」も生きてくるのだと思っています。
信頼関係を1つ1つ築いていくことが大切だと思っています。

―― ありがとうございました。
 
>>> ミガロ
 http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.47 2008.6.17]


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 数字のコラム >>>>>>    1/365     <<<<<< ウェルキャットの保守サービス

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 ウェルキャットは、ハンディターミナルのトップメーカーとして、さまざまな製品
を提供しています。

 バーコードや二次元コード用の無線ハンディターミナル・メモリ式ハンディターミ
ナル・耐環境ハンディターミナル、RFID用の無線ハンディターミナル・中距離タイ
プ・PC接続タイプ・ウェアラブルなど、さまざまなタイプがあります。

 そして、ハンディターミナルの保守契約を結ぶと、外観の汚れがひどくなったよ
うな場合、お客様のご要望により1台につき年1回に限り、外観部品の交換に対
応しています。

>>> ウェルキャットの製品情報
http://www.welcat.co.jp/products/

[一歩先行く iメールマガジン No.47 2008.6.17]

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