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2008年7月14日 No.51

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年7月14日 No.51

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┏ 今週の事例 >>> 明治乳業株式会社
  スプールファイルを全面的にPDF化、ペーパレス環境に向けたインフラ整備へ

┏ インタビュー >>>冨田 育弘 ヴィンキュラム ジャパン株式会社 
            運用プロダクト部課長 [後編]
  検索・参照・分析用に特化したツール「Hybrid ANALYZER」を7月1日に発表

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┏ 今週の事例 >>> 明治乳業株式会社

 スプールファイルを全面的にPDF化
 ペーパレス環境に向けたインフラ整備
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 明治乳業では、IT利用に関して、大型汎用機、System i、Windowsサーバーが
共存する情報環境を構築しています。財務会計システム、および牛乳とヨーグル
ト製品に関する受注・出荷システムが稼働するのはIBMの大型汎用機。また牛
乳とヨーグルト以外の市販乳製品(例えば、バター・チーズ・粉ミルク・アイスク
リームなど、社内では「酪品」と呼ばれる)の受注・出荷システムはSystem i上で、
生産管理システムや販売管理システムはWindowsサーバー上で運用するという
構成です。

 System iには2台のモノクロレーザープリンタを接続し、主に受注センターで使
用する全12種類の帳票を月間約5万枚印刷していました。しかし、かねてから
ペーパレスが環境活動における大きなテーマでもあったことから、2006年にSyst
em iをモデル550へリプレースするのを契機に、大量の印刷量を少しでも解消す
る狙いで、スプールファイルのPDF化を検討することになったといいます。

「550へのリプレース時期は、ちょうど2台のプリンタを切り替えるタイミングに重
なっていました。それまではモノクロレーザープリンタを使用していましたが、PDF
のダイレクト印刷が可能なプリンタの導入を検討し、同時にSystem iのスプール
ファイルをPDF化するためのツールの選定を並行して進めることになりました」と
語るのは、情報システム部開発2グループの染矢健氏です。

 同社では後継プリンタとして、モノクロ複合機・複写機である「KM-6030」(京セ
ラ)を選定しました。主な選定理由は、PCサーバー等を経由せず、ダイレクトにP
DF印刷に対応できる点にあったといいます。

 一方、PDF化する手段としては、System i向けのPDF帳票作成変換ツールであ
る「UT/400 iPDC」(アイエステクノポート)の導入を決定しました。

「UT/400 iPDC」はスプールファイルを単純に変換するだけでなく、専用オー
バーレイを使って画像や文字フォント装飾、色、罫線、バーコードなどを付加し
たグラフィカルなPDF変換・編集が可能です。

 同社の場合、出力対象となる帳票は「納品書控え」などをはじめとするチェック
リストやエラーリストが中心でしたが、いずれもロゴマークを印字しており、またA
PWを使用して罫線の印刷を多用していました。

 こうした従来の帳票を、PDF化した後も同じようなイメージ・品質で印刷する必
要がありましたが、UT/400 iPDCであれば、専用オーバーレイ機能によってAPW
などの既存のデータ属性をインポートし、スプールファイルからPDFへ変換する
際に重ねてマージできます(ロゴマーク等も同様)。 「またPDFのファイル名だけ
でなく、文書内の文字検索なども可能であった点なども評価して、UT/400 iPDC
の導入を決定しました」と染谷氏は言います。

2006年7月に550を導入。製品選定を経て、同年12月にソフトウェアおよび新し
いプリンタを導入。2007年1月末からPDF化の新しい環境が動き出しました。
開発・準備期間は約2カ月。

 同社では出力枚数が多いため、受注センターの担当者ごとにプリンタの出力ト
レイを割り当て、自動的に出力先を切り替える必要がありました。そこで13個の
OUTQを設定。それぞれにトレイを指定し、プリンタが備えるプリンタ制御コマンド
をiPDC側でコントロールするなどのカスタマイズを実施しました。

 実際には各プリンタ単位で、複数OUTQの監視および制御を実行し、各OUTQ
単位でスプールファイルごとにプリンタ制御コマンドを管理して、自動印刷の仕組
みを実現しています。

 こうした帳票を使った受注センターでの作業は、画面に表示された受注データ
とチェックリストの内容を対比しながらデータの整合性を確認していくため、実際
の運用面ではPDF化したチェックリストの印刷を全面的に停止するのは難しかっ
たようです。作業の種類によっては印刷しなくなった帳票もあるが、今のところ大
きなペーパレス効果を確認するには至っていません。

 しかし、スプールファイルが全面的にPDF化されたことによって、別の業務で印
刷量の削減や改善効果を生み出す可能性が見えてきています。

 例えば、前述のチェックリストの一部は、取引先の確認用に先方へFAXで送信
していました。この送信作業を、PDFファイルの自動メール送信に切り替えれば、
ペーパレス効果に加えて業務改善効果を期待できます。同社ではまもなく具体
的にメール送信ツールの選定を開始する予定です。

 スプールファイルの全面的なPDF化を果たしたことで、ペーパレス化に向けた
インフラが整い、今後はさまざまな対象業務の効率化を探っていくことになりそう
です。

■COMPANYPROFILE >>> 明治乳業株式会社
・設立:1917年
・本社:東京都江東区
・資本金:336億4000万円(2008年3月)
・売上高:4783億5300万円(2007年度)
・従業員:4481名(2008年3月)
 http://www.meinyu.co.jp/

◇アイエステクノポート
 http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.50 2008.7.7]

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冨田 育弘 ヴィンキュラム ジャパン株式会社 運用プロダクト部課長 [後編]
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検索・参照・分析用に特化したツール「Hybrid ANALYZER」を7月1日に発表
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―― 前回は、災害対策ツールとしてのJOURNAL/400について特徴をうかがい
ましたが、JOURNAL/400はBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールのエンジンとし
ても利用できるわけですね。

冨田 そうです。本番機上の必要なデータをPCサーバーへミラーリングする機能
を持つので、必要なデータを抽出・加工し分析するためのエンジンとして利用で
きます。日々刻々と変化するデータを本番機に影響を与えることなくPCサーバー
へ送信し、PCサーバー上で加工・分析が可能です。

―― そのPCサーバー上のデータベースに、昨年、Oracleを指定できるようにな
りましたね。

冨田 お客様からの強いご要望にお応えしたものですが、従来からのSQL Serv
erに加えて、Oracleへもロードできるようになりました。Oracleをお使いのユー
ザーも、SQL Server同様少なくありませんから、JOURNAL/400の利用範囲が格
段に広がりました。

―― データ分析という点では、セキュリティツールの「Hybrid SECURITY」との連
携もありましたね。

冨田 ええ。Hybrid SECURITYが取得する監査情報を、JOURNAL/400を使って
リアルタイムに自動的にPCサーバーへ退避することができます。監査情報は大
量に発生しますので、データの退避先に安価なPCサーバーを利用すれば、ラン
ニングコストを激減できるというわけです。

―― ログデータなどの検索・参照・監視は、JOURNAL/400のビューアを利用す
るわけですね。

冨田 はい。「Integrated Viewer」を使用します。グラフィカルなインターフェー
スで非常に操作しやすい、使いやすいという評価をいただいています。

―― Hybrid SECURITYのもう1つのビューアーとして、新製品がリリースされる
と聞きましたが、どういう製品ですか?

冨田 「Hybrid ANALYZER」という名称で、JOURNAL/400の専用ビューア「Integr
ated Viewer」はJOURNAL/400のミラーリング機能などとセットですが、Hybrid A
NALYZERのほうはミラーリング機能などはなく、検索・参照・分析用に特化した
ツールです。Hybrid SECURITYのログ分析が、より安価に行うことが可能になり
ます。

―― 稼働環境は?

冨田 Windows 98以降の各Windows OSに対応しています。

―― 発売時期はいつですか?

冨田 7月1日に発表しました。リリース時期は10月を予定しています。ご期待い
ただければと思います。

―― ありがとうございました。

>>> ヴィンキュラムジャパン
 http://www.vinculum-japan.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.51 2008.7.14]

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「一歩先行くi5活用協議会」は、すべてのIBM AS/400、iSeries、i5、System iユー
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「一歩先行くi5活用協議会」メンバー(2008年3月現在)

 ・株式会社アイエステクノポート
 ・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
 ・株式会社ウェルキャット
 ・兼松エレクトロニクス株式会社
 ・株式会社クライム
 ・マキシマム・アベイラビリティー日本支社
 ・株式会社ミガロ

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