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2008年9月29日 No.60

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年9月29日 No.60

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┏ 今週の事例 >>>  住友建機製造株式会社
  無線ハンディターミナルを使って誤出荷を削減

┏ インタビュー >>>  金澤廣志 株式会社アイエステクノポート 代表取締役
              石渡晶子 株式会社アイエステクノポート 
                 ソリューション営業部シニアマネージャー [前編]
  いよいよ登場! UT/400-iPDC Version6.0の新機能

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┏ 今週の事例 >>>  住友建機製造株式会社

  無線ハンディターミナルを使って誤出荷を削減
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 住友建機製造株式会社では、ウェルキャットのハンディターミナル用5250エミュ
レータ「Handy5250」を利用して、System iと直結する無線ハンディターミナル・シ
ステムを構築しています。同システムの導入目的は、補修部品の誤出荷の削減。
「◎注目-2」では、導入を担当した住友建機製造の藤原史人氏(カスタマーサ
ポート部 部品グループ 中央センター長)と、システム開発を担当したCSSクレ
セント株式会社の金子武士氏に話をうかがいました。

◎住友建機製造 藤原史人氏へのインタビュー

── 無線バーコードを導入するきっかけは何ですか。

藤原 当センターでは、「シックスシグマ」を導入して業務パフォーマンスの改善
に努めていますが、その改善目標の1つに補修部品の誤出荷問題がありました。
「配送先を間違えた」とか「異なる製品を届けた」というミスが、少なくない頻度で
起きていたのです。こうしたミスはお客様に迷惑をかけるだけでなく、信用の失
墜にもつながります。また、再発送のコストも余分にかかります。そこで、この問
題を解決するためにバーコードシステムの刷新を検討したわけです。

 弊社ではそれまで、出庫作業の後にメモリ式のハンディターミナルを使って伝
票と製品のバーコードを読み取っていました。しかし、新たに採用するやり方で
は、無線ハンディターミナルを使い、その場で伝票と製品を照合する方式を考え
ました。そのほうが照合の精度が飛躍的に高まるからです。また、入荷した製品
が本来の棚に置かれず、入庫ミスが出庫ミスにつながるということも起きていた
ので、入庫時にも無線ハンディターミナルを使い、棚に貼ったバーコードと製品
のバーコードを照合する方法を考えました。

 とはいえ、無線ハンディターミナルは「管理が煩雑」というイメージもありました。
そのため、導入する無線ハンディターミナルは運用保守に大きな負担がかから
ないものと思い探していましたが、System iに直結できる「Handy5250」を紹介さ
れて導入に踏み切ったわけです。

── 導入にあたって苦労した点は何ですか。

藤原 棚番を表すバーコードラベルを棚に貼る作業が大変でした。また、バー
コードを読むという手間が増えたため、当初は作業者から不満の声が上がりま
したが、半年もすると機器の扱いに慣れたようで、現在では特に問題は起きてい
ません。

── 導入効果について、どう見ていますか。

藤原 導入前と比べて、誤出荷を5分の1に削減することができました。とても大
きな効果を実感しています。

── 無線ハンディターミナルに対して、何か要望がありますか。

藤原 高齢者の作業者が多いので、画面サイズを大きくし、文字をより見やすく
してほしいですね。

◎CSSクレセント 金子武士氏へのインタビュー

── システム開発の経緯を教えてください。

金子 住友建機様の「シックスシグマ」プロジェクトの一環で、倉庫の作業効率の
改善や誤出荷の防止、作業の標準化などに取り組むことになり、その解決策と
して無線ハンディターミナルを提案しました。住友建機様では既にメモリタイプの
ハンディターミナルを使用していましたが、リアルタイム処理ではなかったため、
他の作業者の工程等を管理できないといった問題点がありました。

 システム構築にあたっては、費用と期間の問題から専用システムの追加はで
きないとの大前提があり、既存の基幹系システム(System i)を有効活用できる
「Handy5250」を提案しました。当社はSystem iを使用した開発経験があり、COB
OLやRPGの実績もあることから、開発期間は予定通りで、技術的な不安もなく
開発できました。

── システム開発において苦労した点は何ですか。

金子 作業者にハンディターミナルのボタンを極力押させない仕組みとし、シンプ
ルさと使いやすさを追求しました。検討段階では、細部まで作り込むことを検討し
ていたのですが、その後の現場作業者とのやり取りの中で、シンプルであること
こそ現場作業者にとって重要であると分かり、シンプルで使いやすいシステムを
実現しました。

 そのほか苦労した点としては、棚番が何万もあり、そのラベル印字に2週間も
かかり、その棚番ラベルを貼る作業に多くの時間がかかったことが、導入前に
読み切れていなかった点と言えます。

── 現在の感想は?

金子 System iと直結する無線ハンディターミナルを使ったシステム開発は、今
回が初めてでしたが、思っていたよりも簡単に開発することができました。今後
はソリューション提案の材料として活用していきたいと思っています。

■COMPANY PROFILE  >>> 無線ハンディターミナルを使って誤出荷を削減
・創業:1968年
・本社:東京都品川区
・資本金:160億円
・従業員数:40名
http://www.sumitomokenki.co.jp/

◇ウェルキャット
http://www.welcat.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.60 2008.9.29]

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金澤廣志 株式会社アイエステクノポート 代表取締役
石渡晶子 株式会社アイエステクノポート 
            ソリューション営業部シニアマネージャー [前編]
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いよいよ登場! UT/400-iPDC Version6.0の新機能
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 今週と来週の2回は、System iのスプールデータからグラフィカルなPDFを作成
する「UT/400-iPDC」の新バージョン、Version6.0の新機能について、開発・販売
元であるアイエステクノポートの金澤廣志 代表取締役と石渡晶子 ソリューション
営業部シニアマネージャーにお聞きします。

―― 最初に、UT/400-iPDCの新バージョンである「Version6.0」(以下、V6)の新
機能の概要をご説明ください。

金澤 V6は、これまでのUT/400-iPDCを大きく変える新機能をいろいろと備えて
います。列記すると、

 ・ページ複製機能(複写伝票対応-1)
 ・データ複製機能(複写伝票対応-2)
 ・マルチアップ機能
 ・複数処理機能
 ・PDFファイル名への印字データのセット機能
 ・出力フォルダ自動振り分け&自動作成機能

となります。このうち最も大きな機能追加が「複写伝票対応」です。

―― それはどういうものですか?

金澤 複写伝票とは、1枚目が「納品書」、2枚目が「受領書」、3枚目が「控え」と
いったように1ページ分のデータで複数のページを作成する機能のことですが、
現状、ページプリンタに出力する場合は、そのままでは1ページ分の印刷データ
では1ページ分しか印刷することができません。それを異なるオーバーレイを持
つ2ページ目、3ページ目として出力できるようにするのが複写伝票機能というわ
けです。

―― V6では、最大何ページまで複写印刷できるのですか?

石渡 最大5ページですので、5枚複写まで対応可能です。

金澤 「ページ複製機能」というのは、1ページのデータを5ページに印刷できる機
能を指します。もちろん、5ページそれぞれに異なるオーバーレイを付けることが
できます。そこがV6の最大の特徴です。

――  「データ複製機能」はどういうものですか?

金澤 これは1ページ分の印刷データで3ページ分の複写伝票を作成し、その3
ページ分の伝票を1ページに収めて印刷する機能です。A4判 1枚の用紙に、3種
類の伝票が印刷される形です。ここでもオーバーレイの最大数は5種類ですが、
1ページに複製できる数は、System iの1ページの表示桁数である横378ケタ、縦
255行の範囲内であれば、いくつでも複製できます。例えば、伝票のサイズが横1
00ケタ、縦10ケタであれば、75枚の伝票がA4判 1枚に複製できることになります。
まあ、一般的に使われている複写伝票は、このページ複製とデータ複製の2つで
カバーできると思います。

―― この複写伝票機能では、コベルコシステムのオーバーレイツール「FINEO
VL」(ファイン・オーバーレイ)を使っているのですか?

石渡 複製機能自体はUT/400-iPDC V6が備えているものです。FINEOVLはあく
までもオーバーレイをデザインするためのツールですね。

金澤 それと、先ほどの新機能一覧では挙げませんでしたが、今回、文字属性
を非表示にできる機能も追加しました。これによって、ある部分の文字属性を隠
し、その上でオーバーレイ機能を使って「押印欄」などを作ることが簡単にできる
ようになりました。

石渡 前バージョンのV5で開発した「文字列の移動」機能と今回の「非表示」を
組み合わせることによってレイアウト変更や再レイアウトが簡単になり、汎用的
な伝票の作成が容易になったと思います。

―― 「マルチアップ機能」はどういう機能ですか?

金澤 PowerPointなどでプリンタ用紙1枚に、複数のページを表示させて印刷す
ることがありますが、それがマルチアップ機能です。「nアップ機能」ともいいます
が、ページプリンタでは通常、プリンタ側でこれを制御しています。しかし、プリン
タ側で制御するとプリンタの負荷が高くなりパフォーマンスが落ちる難点が出て
きます。V6ではこれを解決するためUT/400-iPDCに装備したわけです。[以下、
次号]

アイエステクノポート
http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.60 2008.9.29]

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