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2009年3月9日 No.76

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2009年3月9日 No.76

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┏ 今週の事例 >>> ヤマハリビングテック株式会社
 System iとWindowsをINTERFACE/400を使い、緊密に連携

┏ インタビュー >>> 桑川正志 株式会社ウェルキャット バーコード営業部 特販担当 部長 [前編]
抜群の低価格と高機能な「Pet mio」。流通現場に向く洗練されたデザイン

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┏ 今週の事例 >>> ヤマハリビングテック株式会社

 System iとWindowsをINTERFACE/400を使い、緊密に連携
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 人造大理石(マーブルクラフト)を使ったおしゃれで気品にあふれる高機能シス
テムキッチンなどのリビング製品で知られるヤマハリビングテックは、2007年に
実績系システムと会計システムを新たに構築しましたが、その中で、個々のシス
テムは用途に見合う最適なサーバーを選択し、システム全体は連携ツールを
使って有機的に連動させるという意欲的な取り組みを行いました。

 同社は、1991年にヤマハ株式会社の住宅設備部門が独立して設立された会
社です(ヤマハが100%出資)。設立当初は、親会社ヤマハでシステムの運用を
行っていましたが、1997年に独自の情報システム部門を設置し、1999年にAS/4
00を導入して生産・物流システム(1999年)や見積・受発注システム(2003年)な
どを構築してきました。

 今回の実績系および会計システムの前身となるシステムも、それまでは親会
社ヤマハのメインフレーム上で運用されていたものです。しかし、そのメインフ
レームがダウンサイジングされ別システムに代わることになったため、ヤマハリ
ビングテックとして独自の実績系システムと会計システムを構築することになりま
した。ただし、財務会計については連結会計の観点から継続して親会社のシス
テムを利用し、管理会計の部分のみを独自に構築することとしました。

 会計システムについては、SuperStreamを採用し、Windowsサーバー上で稼働
させることにしました。SuperStreamにはSystem iで動くSuperStream/400もあり
ますが、Windows版を選択した理由について、経営管理部情報システムグルー
プの刑部博行グループ長は、「確かに、基幹システムが載るSystem i上でSuper
Streamを稼働させたほうが、連携の仕組みを作る上では技術的に楽だろうと考
えました。しかし、会計システムは技術的には枯れた安定したシステムでもあり、
将来のより柔軟な展開を考えるとWindowsベースのほうがよいと判断しました」と
説明します。

 また、同社ではそれまで、PCサーバー上で利用するデータベースはSQL Serv
erを標準としてきましたが、SuperStreamがOracleにしか対応しないのにもかか
わらず、採用を決めています。技術よりは、同社の業務に合ったソリューションを
選択したということです。

 一方、実績系のシステムもWindowsサーバーをプラットフォームに選択しました。
この理由について刑部氏は、「実績系のシステムでは、年間数百万件のトランザ
クションが発生します。そして、蓄積されるデータ量は相当なボリュームに達しま
す。これをSystem i上で保持するのはリソース面とコスト面で難しいと判断し、Wi
ndowsサーバーを選択しました」と語ります。

 ここで、次の課題となるが、System i上の既存システムとこれらWindowsベース
の新システムとの連携です。ところが、新システムの実際の設計と構築が始まっ
た2006年3月の段階になっても、「いい解決策が見当たらない」(刑部氏)という状
況だったといいます。

 「要件としては、System i上の受発注システムや生産システムでデータが変更
になったら、それをトリガーにしてWindows側の実績系システムや会計システム
が起動し、処理が終わったら、その結果をSystem i上の各システムに戻すという
ような、密な連携を可能にするツールでした」(刑部氏)

 そして、実績系と会計の個々のシステムで構築が進んでいったが、その途中
段階でAUTO/400の開発・販売元であるヴィンキュラムジャパンから「System iと
PCサーバーの間でスケジュール連携できる機能が開発できました」という案内
が入ったことから、一気にその連携ツールである「INTERFACE/400」の採用に動
くことになりました。

 この背景には、同社が1999年に生産・物流システムを構築した際にヴィンキュ
ラムジャパンのAUTO/400を導入し、ジョブ連携を実現していたことが挙げられま
す。これも元をたどれば、分社化前のヤマハ時代にメインフレーム上でA-AUTO
を使い、精密なジョブ連携を構築していたことに行き着きますが、要するに、同
社がこのジョブ連携について豊富な経験と高い見識を持っていたということです。

 「当初、PCサーバー側にスケジュールソフトを入れ、ホスト側(System i)と連携
させる仕組みも検討しました。しかし、その方式で安定した連携システムを作る
には、連携に関して数多くの管理の仕組みを作る必要があり、運用が大変にな
ります。これに対してAUTO/400を使えば、そうした管理の工数を減らすことがで
きます。System i上のシステムの連携ではAUTO/400を使って実績と経験があり
ましたので、AUTO/400の延長で一体となって動くものがあれば、それに越したこ
とはないと考えました」と刑部氏は振り返ります。

 実績系システムと会計システムをWindowsベースで今回構築しました。INTERF
ACE/400は、基幹システム側で各種データが変更になると、それをトリガーにし
て実績系システムや会計システムのジョブを起動し、そして実績系と会計システ
ムのデータが更新されると、それらを基幹システムへ反映するように働きます。

 運用・監視体制としては、サブシステムごとに担当者をアサインしてスケジュー
ル管理を実施。夜間は無人運転とし、トラブル発生時にはベルコールを発信す
る仕組みとしています(1999年の生産・物流システムの構築時に導入)。

 カットオーバーから1年以上が経過していますが、「スケジューラーの不具合に
よるトラブルはまったく起きていない」と刑部氏は言います。安定性と確実性につ
いては「高く評価している」(刑部氏)とのことです。

 今後は、顧客管理システムの拡充などを計画していますが、そこにおいても「P
CサーバーとSystem iとの密なる連携が不可欠になるだろう」と見通しを語ってい
ます。

■COMPANY PROFILE   >>> ヤマハリビングテック株式会社 
・設立:1991年
・本社:静岡県浜松市
・資本金:5億円
・売上高:452億円
・従業員数:977名(2008年4月)
 http://www.yamaha-living.co.jp/

◇ヴィンキュラムジャパン
 http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/index.html
 
[一歩先行く iメールマガジン No.76 2009.3.9]

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桑川正志 株式会社ウェルキャット バーコード営業部 特販担当 部長 [前編]
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 抜群の低価格と高機能な「Pet mio」。流通現場に向く洗練されたデザイン
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 今回と次回の2回は、先進的なハンディターミナルを開発・販売するウェル
キャットの新製品を紹介します。今回は、同等クラスの製品と比較すると、40〜5
0%も安い低価格と、高機能・洗練されたデザインが特徴のバーコードハンディター
ミナル「Pet mio」です。

── 最初に、1月末にリリースされたバーコードハンディターミナル「Pet mio」
(ペット ミオ)からご紹介をお願いします。かわいらしいネーミングですね?

桑川 いろいろな特徴がありますが、デザインにも特に配慮し洗練された仕上が
りにしました。

── おしゃれな携帯電話みたいな外見ですね。カラーの配色も、とても洗練さ
れています。

桑川 流通・小売現場の雰囲気にも違和感なく溶け込むようにしました。女性で
も握りやすいラウンドフォルムになっていますし、ポケットにも入れやすいフラット
な形状です。携帯性に優れ、片手で楽に操作できるので、あらゆる場面でご利
用いただけますね。

── そのほかの特徴はどういうものですか。

桑川 抜群の低価格であることと、それにもかかわらず高機能である点です。価
格は7万9800円としましたが、他社の同等機能の製品と比較すると、40〜50%は
安い価格設定にしました。機能は、高機能のバーコードハンディターミナルと遜
色がまったくありません。

── 「業界トップレベルの読み取り性能」とパンフレットにありますね。

桑川 100スキャン/秒を実現する高性能レーザースキャナ搭載で、複写伝票等
の印字が薄いバーコードでも楽に読み取れます。メモリも32MBと大容量ですの
で、マスターファイルも余裕で格納できますね。

── 「GS1 DataBar(RSS)」に完全対応、とありますが、これはどういうもので
すか。

桑川 簡単に言いますと、流通や医療業界をはじめとしてさまざまな業界で今後
普及が見込まれる省スペースのバーコード・シンボルに完全対応しているという
ことです。

── さきほどから「流通業界」の名前を挙げられていますが、Pet mioは流通業
界を意識した製品ですか。

桑川 はい。弊社はこれまで、製造や物流分野に強みを持ち、製品を普及・浸
透させてきました。今後は流通分野へも積極的に進出していこう、と考えた最初
の製品がPet mioです。流通業界を十分に意識していますね。

── Bluetoothを標準搭載し、ネットワークでダイレクト通信が可能です。また、
Bluetoothモバイルプリンタにも対応しているわけですね。

桑川 ええ。サトー、新盛インダストリーズ、東芝テックといった各社のモバイルプ
リンタに対応しています。このほか、Pet mioのボディの各面(6面)を各5回、コン
クリートに落下させても問題ない耐久性を備えていること、EU(欧州連合)の有害
物質規制「RoHS指令」にも対応していることなど、安心してご利用いただける機
能・性能を備えています。

◇Pet mioの紹介ページ
  http://www.welcat.co.jp/products/barcode/pet100m/
◇ウェルキャット
  http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/

[一歩先行く iメールマガジン No.76 2009.3.9]

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